愛媛の「有名な食べ物」や「美味しいグルメ」はどんなものがありますか?
そんな質問にお答えします!
今回は愛媛の有名な食べ物・美味しいおすすめグルメを地元ライターがご紹介します。
みかん
愛媛といえばやっぱりみかん!愛媛県は「かんきつ王国」とも呼ばれ、みかんの生産量が全国トップクラス。愛媛生産の有名な柑橘といえば「温州みかん」や「伊予柑」、高級柑橘では「紅まどんな」や「甘平」などがあり、どれを食べても美味しいものばかりです。
愛媛ではみかんの美味しさを楽しんでもらうため観光地ではみかんジュースやソフトクリームなどのスイーツや、お土産にはみかんを使ったお菓子・調味料・コスメなどがよく販売されていています。
鯛めし
愛媛の鯛めしには、主に2種類あって「宇和島鯛めし」と「松山鯛めし」があります。
「宇和島鯛めし」は、新鮮な鯛の刺身を特製のタレに漬け込み、薬味と一緒にご飯の上にのせて食べるスタイルです。タレには醤油、みりん、卵、ごまなどが使われ、鯛の刺身のプリプリとした食感が楽しめます。
「松山風鯛めし」は、鯛を丸ごと一匹使い、ご飯と一緒に炊き込むスタイルです。鯛の旨味がご飯にしっかりと染み込み、ふっくらとした食感が特徴です。
観光地では「宇和島鯛めし」が非常に人気があり、お店の種類も多い印象です。どちらも美味しいのでどちらも是非、食べていただきたいです。
じゃこ天
愛媛のじゃこ天は、小魚をすり身を揚げて作る練り製品です。愛媛県宇和島市沿岸でとろた新鮮な魚を皮や骨まで丸ごとすり潰し、小判形にして油で揚げたものです。骨が含まれているため、少しジャリジャリとした食感があり食べ応えがあります。魚の旨みが強く、独特の風味があります。
愛媛の観光地やサービスエリアではよく販売されていて、愛媛の人気グルメとしてはもちろん、地元愛媛でもよく食べられるソウルフードです。
じゃこカツ
愛媛のじゃこカツは、地元の特産品であるホタルジャコなどの魚のすり身に、ニンジンやゴボウ、タマネギなどの野菜を加え、パン粉をつけて揚げたものです。外はサクサク、中はふわふわでジューシーな食感をしています。
揚げたてのじゃこカツは、魚の風味と野菜の甘みが絶妙にマッチしており、一度食べるとやみつきになること間違いなしです。
焼豚玉子飯
焼豚玉子飯(やきぶたたまごめし)は、人気B級グルメで愛媛県今治市の名物料理です。ご飯の上に薄く切った焼豚(チャーシュー)と半熟の目玉焼きを乗せ、焼豚のタレや醤油ソースで味付けしたシンプルな丼物です。
もともとは賄い食として始まりましたが、そその後商品化され、今治市内の多くの飲食焼豚の旨味と半熟卵のとろりとした食感が絶妙にマッチし、地元の人々や観光客に愛されています。
坊っちゃん団子
坊っちゃん団子は、愛媛県松山市の名物和菓子で、三色の団子が串に刺さっておりそれぞれの色は抹茶(緑)・卵(黄)・小豆(茶)の餡で包まれています。柔らかいお餅が中に入っており、もちもちとした食感です。
この団子は、夏目漱石の小説「坊っちゃん」に由来しており、道後温泉で団子を食べるシーンがあることから名付けられています。道後商店街の中にある「つぼや菓子舗」の坊っちゃん団子が元祖として有名で、ふんわりとした餡と柔らかな求肥の組み合わせが絶品です。
他にも「うつぼ屋」や「一六本舗」などの店舗でも販売されています。
タルト
愛媛のタルトは、松山市を代表する伝統菓子です。カステラ生地で柚子風味の餡を巻いたロールケーキ状のお菓子で、断面が「の」の字になっているのが特徴です。このタルトは江戸時代に松山藩主の松平定行がポルトガルの南蛮菓子に影響を受けて作られたと言われています。
柚子の香りがほんのりと漂う餡と、しっとりとしたカステラ生地の組み合わせが絶妙で、地元の人々に愛されています。愛媛のタルトはお土産としても人気があり、一六本舗やハタダなどの有名なメーカーから様々な種類が販売されています。
鍋焼きうどん
鍋焼きうどんは、愛媛県松山市のソウルフードとして昔から地元住民に親しまれているうどんです。 アルミの器と甘めの出汁、柔らかい麺が特徴で、甘いものが貴重だった戦後すぐに誕生し、そのスタイルは今も変わらずに守り続けているんだそうです。具材は牛肉や練り物、卵などが入っています。
「ことり」や「アサヒ」といった老舗が有名で、昼時にはお店の外に人が並ぶこともよくあります。鍋焼きうどんと一緒に提供される「いなり寿司」も絶品で美味しいですよ♪
今治焼き鳥
今治焼き鳥は、串をささず鉄板の上で鶏皮や鶏肉を焼き、上から鉄の重しでプレスして作ったものです。外側はカリッと、中はジューシーな味で甘辛い醤油ダレや塩で味付けされます。
今治焼き鳥の締めとして、骨付きの鶏肉を揚げた「せんざんき」がよく食べられます。カリッとジューシーでとても美味しいですよ♪
今治ラーメン
今治ラーメンは、愛媛県今治市のご当地ラーメンで、瀬戸内海で採れる鯛やイリコなどの小魚をふんだんに使ったスープが特徴です。スープはあっさりしていながらもコクがあり、やや甘めの優しい味わいです。トッピングには、今治特産の「すまき」や「かまぼこ」が入っており、細麺との相性も抜群です。
今治ラーメンは、地元の味を守りつつ、地域活性化の一環として提供されています。
せんざんき
せんざんきは、愛媛県の東予地方、特に今治市周辺で親しまれている郷土料理です。鶏の骨付き肉を使った唐揚げで、醤油、酒、しょうが汁、にんにくなどで下味をつけ、片栗粉をまぶして揚げます。
骨ごと揚げることで骨から出る旨味が加わり、カリッとした食感と濃厚な味わいが特徴です。祝いの席や日常の食卓でもよく登場し、愛媛県内の多くの飲食店で楽しむことができます。
海鮮
愛媛県は、瀬戸内海と宇和海の二つの海に面しており、豊富な海の幸が楽しめます。「鯛」以外にも、瀬戸内海でとれる「アナゴ」はふっくらと柔らかく「タコ」は甘みがあります。
宇和海では「ぶり」・「びやびやガツオ」・「ヒオウギ貝」・「媛貴海(ひめたかみ)」が有名でどれも新選で、愛媛に美味しい海の幸がたくさんあります。
愛媛のブランド肉
愛媛県にはいくつかの有名なブランド肉があります。
媛っこ地鶏:4種類の鶏を交配して生まれた地鶏で、適度な歯ごたえと程よい脂が特徴です。焼き物や刺身として楽しめます。
愛媛甘とろ豚:愛媛県産のはだか麦を食べて育った豚で、良質な脂身と程よい霜降りが魅力です。しゃぶしゃぶやハンバーグなどで味わえます。
愛媛あかね和牛:黒毛和牛にアマニ油とかんきつの皮を与えて育てたブランド牛で、脂肪が抑えられたヘルシーな肉質が特徴です。
内子豚:内子町で育てられた豚で、きめ細かく柔らかい肉質が特徴です。ベーコンやソーセージなどの加工品も人気です。
伊予麦酒牛:ビールの発酵粕で育てられた牛で、柔らかく甘みのある味わいが特徴です。ステーキやしゃぶしゃぶで楽しめます。
愛媛のブランド肉は、愛媛県内のレストランや飲食店で楽しむことができます。どれも高品質で美味しいので、ぜひ食べてみてくださいね♪
愛媛の地ビール
愛媛県は道後温泉の存在が光り、湯上り後のビールにも人気があります。 それもあってあちこちの酒造で地ビールが沢山製造されています。
芳醇な苦みとコクが特徴の黒ビールや、フルーティーな甘みで飲みやすいヴァイツェンなど豊富な取り揃えが興味深く、現地で頂くのは勿論、ギフトとしても地ビールお試しセットなどがよく選ばれています。
ビールはそれぞれ個性が異なっていますが、いずれも口当たりが軽く、ビール独特の苦みが得意でない人にも比較的飲みやすいと評判なため、是非様々な種類を飲み比べていただきたいものです。
三津焼き
三津浜焼きは、愛媛県松山市の三津浜地区で親しまれているご当地お好み焼きです。クレープのように薄く焼かれた生地の上に、味付けされたそばやうどん、キャベツ、天かす、牛脂などを乗せて焼き上げるスタイルのお好み焼きです。
広島風お好み焼きと似ていますが、三津浜焼きは麺が先に生地の上に乗せられる点が違います。また具材には、牛肉が使われることが多く、甘辛いソースが特徴です。松山市内には多くの三津浜焼きのお店があり、それぞれの店で独自の味わいを楽しむことができます。
鯛そうめん
愛媛の鯛そうめんは、鯛を丸ごと一匹使った豪華な郷土料理です。鯛を甘辛く煮付け、その煮汁をかけたそうめんと一緒に大皿に盛り付けます。特にお祝いの席でよく食べられ、見た目も華やかです。松山市周辺では、白いそうめんと五色そうめんを使うことが多く、錦糸卵や干ししいたけ、小口ネギなどの薬味を添えて食べます。
さつまめし
さつまめしは、愛媛県の魚と味噌を使った郷土料理。 白身魚(鯛・アジ・カマスなど)の身を焼いてすりつぶし、 伊予の味噌と混ぜ鰹出汁でのばしたものを、 熱々のご飯にかけて食べる料理です。
夏はには、冷やして食べることもあり、喉ごしが良く食欲がない時でもサラサラと食べれます。
ふかの湯ざらし
ふかの湯ざらしは、愛媛県南予地方の郷土料理で、サメの切り身を使った一品です。サメの切り身を湯引きし、みがらし味噌(からし味噌)をつけて食べます。淡白なサメの身とピリッとした酢味噌が絶妙に調和し、飽きのこない味わいが楽しめます。
以上が愛媛の人気・有名グルメになります!愛媛には美味しいグルメがたくさんあるので訪れた際には是非食べてみてくださいね♪