
みかん王国とも称される愛媛県らしいユニークな郷土料理、「みかんご飯」。これは、地元の新鮮なみかんの果汁を使って炊くご飯で、みかんの爽やかな香りと優しい甘みがほのかに広がる一品です。和食の枠にとらわれない創造性と、地域の食材を活かす工夫が感じられる料理でもあります。
1.みかんご飯の特徴
【使用されるみかん】愛媛県産の温州みかんが主流。甘みと酸味のバランスがよく、果汁が多い。
【炊き方】米に水ではなく、みかん果汁を加えて炊く。白だしや塩を加える場合もあり、味が引き締まる。
【香りと味わい】炊きあがりはほんのりオレンジ色になり、香りがよく、後味にみかんの爽快さを感じる。
【季節感】冬の旬のみかんを使った季節料理としても楽しまれる。
2.みかんご飯のアレンジ例
①【みかんと鯛の炊き込みご飯】鯛とみかん果汁を合わせた贅沢版。愛媛名産の鯛との相性も抜群。
②【みかんピラフ風】玉ねぎやコンソメを加えて洋風にアレンジ。オリーブオイルとの組み合わせも面白い。
③【みかん寿司飯風】果汁に酢を加えてすし飯に応用。ちらし寿司風にも使える。
3.みかんご飯の背景・由来
みかんご飯は、食材ロスの削減や地元食材の再活用を目指した地域の取り組みの一環で生まれたといわれています。特に加工用に回されるみかんや規格外のみかんを使うことで、地域全体で食材を無駄にしない工夫がなされています。イベントや地元の学校給食などでも提供されることがあり、愛媛の食文化を伝える一役を担っています。
4.みかんご飯が食べれる場所は?
①道後商店街【道後たま屋】


店名:道後たま屋
営業時間:(平日)10:00〜19:00
(土日)10:00〜21:00
住所:愛媛県松山市道後湯之町6番13号
電話番号:089-915-5014
道後商店街にある「道後たま屋」というお店の入口には元祖みかんおにぎりの看板が出ていて、ここで「みかんおにぎり」を買うことが出来ます。
おにぎりは「牛」・「鶏」の2種類から選べ、お肉の旨味と、みかんのほのかな風味が絶妙にマッチしていて美味しいです。

「道後たま屋」で販売される「みかんおにぎり」はとても有名で、メディアなでもよく取り上げられています。
②【みきゃんパーク梅津寺】


店名:みきゃんパーク梅津寺
営業時間:9:30~16:30
(夏期変更あり)
住所:愛媛県松山市梅津寺町1374-1電話番号:089-992-9898
みきゃんパーク梅津寺2Fにあるカフェで「みかんおにぎり」を食べることが出来ます。その他にも、みかんを使ったソフトクリームやスイーツ・みきゃんのかわいいオリジナルのスイーツも食べれます。

だしのきいた炊き込みご飯の味に、ほんのり爽やかなみかんの風味が口の中に広がります。
5.みかんご飯の作り方
【材料 2〜3人分】
- お米 2合
- お水 160ml(2合分)
- 鶏もも肉 150g
- 油揚げ 1/2枚
- にんじん 40g
- 干ししいたけ 10g
- みかんジュース 250ml
- 出汁の素 小さじ3
- お酒 大さじ1
【作り方】
- 干ししいたけを水で戻し細切りにする。
- 鶏もも肉は2cmほどの角切りにする
- 油揚げ・にんじんは千切りにする
- 炊飯器にお米2合を入れ水で洗ったあとに、水420ml(2合の所まで)水を入れる。その後[1〜3]の切った材料と、出汁の素、お酒、みかんジュースを混ぜて炊飯器で炊く。

「炊き込みご飯」の材料・作り方と基本的には同じです。
最後にみかんジュースを入れて炊きます。
「みかんご飯」と聞くと作り方が難しそうなイメージがありますが、作り方はとても簡単!自宅でも愛媛の味が楽しめます!
6.お土産にもおすすめ!自宅で簡単「みかんごはんの素」

■価格:1,080円(税込)
■帰る場所:松山空港2Fいよてつショップ、道後商店街「十五万石」、松山三越「十五万石」など
自宅で手軽に楽しみたいという方に愛媛県のお土産屋では「みかんごはん 炊き込みご飯の素」が販売されていて、インターネットでも購入することができます。
知人や友人などにユニーク土産としてもおすすめです!
7.まとめ
みかんをご飯に?と驚かれるかもしれません。でもひと口食べれば納得の優しい味わい。愛媛ならではの「和×フルーツ」の絶妙コラボ、ぜひ味わってみてくださいね♪